長谷川順持の建築生活

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2010年 04月 30日

ブラインド、スクリーン、カーテンのコーディネーション

住宅設計をさせていただくと、「設計監理」といって、図面に従った工事がなされているかをチェックする仕事も引き受けるのですが、完了するあたりになるとこうしたブラインドコーディネーションのお手伝いをします。引越しまでに製作が間にあうようにタイミングをはかります。入居したら、一番にプライバシーが気になりますからね。スクリーンの機能にとって、プライバシーづくりは必要条件ですが、それだけではありません。カーテンやスクリーンが空間を台無しにしてしまうことも少なくないので、好みだけではなく、その住宅デザインで何がしたかったのかを、もう一度「掘る」必要があります。
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この住宅は「白のニュアンス」を様々に深めたデザインです。従って、それを受けて、窓には外の風景をほのかに映し出す、シンプルな白の「ロールブラインド」。



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これはレースと遮光の「カーテン」。一般的な組み合わせです。
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小さな2対(つい)の窓が特徴的です。
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カーテンの束ね方ひとつで、このように個性を持ちます。直線的な空間構成と布のつくりだすカーブの対比が醸す好ましい姿です。



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続いての2題は「下の方に風景を切り取る」ことを考えた場合。こうした着想の原型で有名なのは上の写真、大徳寺の孤篷庵(こほうあん)の忘筌(ぼうせん)でしょう。紙障子を利用した風景の切り取りは息を飲みます。


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これは「ロールブラインド」で、下部の庭に視点を集めつつ、上部の好ましからぬ周囲を隠してしまいます。透光性のある生地で、少し簾(す)が入ったテクスチャーを選んでます。ポイントは窓上に小壁があるのですが、その小壁を覆うように天井から下げているところ。



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これは「プリーツスクリーン」です。座の空間、縁なし畳の間にカーテンは似合いませんが、このスクリーンは日本的なしつらえにもフィットします。ひもで自由な位置に上げ下げします。


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これは「ローマンシェード」の重ね使いです。プライバシー性を高く求められる部屋には、こうした重ね使いをします。パインの無垢板にも白の薄化粧したこの部屋。そこに横の桟が、透明な白に美しいシルエットをつくるスクリーン。
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これも天井から、窓上の小壁を覆うように。夜に遮光用のシェードを降ろすと小壁がスクリーンに覆われて、おおらかな雰囲気をつくります。
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近景ですが、寝室の前に屋外空間を作り、それがうっすらと浮かび上がります。



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同じく、「ローマンシェード」の重ね使いです。コーナー窓は、光をダイナミックに受け入れます。横のラインを細かめに、より広がりと連続性を強調しています。



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最後は少し変わった「プリーツスクリーン」です。遮光と透光の両機能をそなえています。茶色の和紙調の部分はヒモの操作ですり上がって、全体が茶色の「夜型プライバシータイプ」にもなります。昼間は全部を上部の「透光タイプ」にしてもよいし、この写真のように、好きな場所で半々にして使うこともできます。

建築作品集からはいつもはじかれてしまう、カーテン付きの写真、集めてみました。
全て長谷川建築デザインオフィス設計の住宅です。
これらのスクリーンづくりをいつも恊働してくださるのはKNKという会社です。ホームページができたらリンクしますね、KNKさん!!

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ありがとうございました
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by junji_hasegawa | 2010-04-30 10:10 | 住まいづくり


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